LET GO〜自分の羽を信じて大空に飛ぶ!

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わたしのセッションの話に戻ると、最初に受け取った波動はLET GOだった。

その時、パートナーシップで悩んでいたわたしは、LET GO=手放すと思い込み、さらに悩んだのだった。Sampattiと出会い、LET GOの本当の意味を知ってから振り返ってみると、LET GOの意味について誤解から始まり、プロセスを経て、真の理解に至ったようだ。

パートナーは、仕事で知り合い、一目でお互いに惹かれて付き合うようになった人。

研究の分野では世界的に知られている人であり、研究が何より好きで、そのために自分を磨いて努力してきた人。最初、わたしは自分より遙か上にいる人と思っていた(今は全く思っていない)。

もう1つの特徴は、彼には「自分のスペース」というものが明確にあり、自分の心にとても正直で誠実に生きてきた人。そして、不思議なくらい人の本質を見抜くことが得意。

一方、当時のわたしは、自分はまだまだという思いが強く、自分では気がついていなかったが、愛されることで自信を持ちたいと願っていた。そのため、彼と結婚することで自分に自信を持とうとしていたのだった。なんとまあ!

実は、わたしは、相当追い詰められないと、自分が本当に感じていること、自分が本当に望むことを相手には伝えられない人だった。特にそれを相手が望んでいないと感知している時には。自分が我慢すれば良いと思ってきたのだった。

ところが、今回、初めて、それはいや!っと言える相手と巡り会った。あるいは、自分の内側がその準備が出来ていたということかもしれないが。

そうやって、結婚をテーマに何度もぶつかり、最初はただただ爆発(怖い)するだけだったわたしも、相手が聞けるように伝えるすべを学んでいった。相手は、都度都度、自分の内側に聞いて、譲れない時は譲らないので、パートナーとの関係の中で、本当の意味で「自立する」ということを(すごく苦労しながら)鍛えられ学んでいったのでした。

自分のスペースも相手のスペースも保ちつつ一緒に生きていく、とても大切なこと。

もう1つの課題は、当時(1年前)は、わたしの人生が大きく変わろうとしていた時期だったこと。今後の人生を、人間の意識の覚醒に本気でコミットすると決め、そのための準備が着々と進んでいた時。そのことを心から望みつつも、この変化によって今のパートナーとの関係が終わってしまうのではないかと怖れていたのだった。

というのは、パートナーは、人の魂の成長には興味と理解があるけれど、スピリチャルには一切関わってこなかった人。わたしがやっていることには興味を持ち、1つの「能力」として理解して受け入れていたけれど、でもこれ以上この道に進むとパートナーとは別れざるを得ないのではないかと思い込んでいた。

そのため、最初は道を進むのを止めようとしたり(無駄な抵抗)。でも、それでも進むとわかった時、本当に好きな人に嫌われるくらいなら先に分かれよう、という、勝手な結論を出したのでした。

LET GOのセッションを受けた時はまさにこのプロセスのただ中で、わたしの方から、「本当に好きだから、最後にカウアイ島に一緒に行って、そして別れよう」と話していたところでした。

パートナーの方は、お互いに好きなのになぜ別れなければいけないのか、自分には全く理解出来ないが、君がそこまで言うなら別れても良い。ただ、自分の君への気持ちは生涯変わらないと思う、と言っていた。

そんな時にLET GOのカードを引いて、そうか、やっぱり手放すのだと思って、カウアイ島への旅に旅だった。

カウアイ島は、ハワイ諸島の中でも最も古くに生まれた島で、別名がThe Garden Island。まさに、緑したたる神々が創った庭園の島。

カウアイ島の大地に足が触れた瞬間、

神様が護っている!すごく安心で懐かしいと思ったのでした。

特に、島の北西のワイメア渓谷は海まで迫っていて、空から見ると迫力満点。そこには大神としか呼べない存在のエネルギーが満ち満ちていて、カウアイ島全体を包んでいる。

島全体が力強いが穏やかな波動に満たされていて、食べ物も新鮮で、味付けも簡素。将来、ここにリトリートを開きたい。本当の自分に還るためのセッションをみんなで開催したり、何を食べどう生活するかを学ぶ場所を作りたい、心からそう思ったのでした。

パートナーと一緒に、大きな大きな空の下で、渓谷を歩き、海で泳ぎ、アラートン・ガーデンと言う全米屈指の素晴らしい植物園に行ったり、アースキーパークリスタルと呼ばれる1メートルはあるような大きな特別な水晶をまつっているヒンズー寺院を訪問して瞑想したり、ただ日々を一緒に過ごしている内に、自分の中の恐れは溶けていき、ただ、素直な気持ちだけが残ったのでした。

そして、明日は帰るという日に、海の中で、大神に祈った。

わたしは人類が覚醒して次の次元に行くために出来ることを全てするから、どうか助けて欲しい。そして、助けてくれるなら、決して見逃さないサインをください!

その答えは、翌朝にもたらされた。

泊まっているホテルの部屋の本当に真ん前から、大きなダブルレインボーがかかったのである。そして、虹の上を、LET GOのカードにあった真っ白の鳥が、海からこちらにむかってぐんぐんと飛んでくる。

そして、何より笑ってしまったのは、それを発見したのはわたしではなくパートナーの方だったこと。神様、そうなのですね、と思い、帰国の旅についたのでした。

パートナーシップについては、この後、ギリシャでのリトリート、そして仕上げに、ルミナ山下さん自身によるビジョンクリエイションセミナーの受講で大きな気づきがあり、さらに次の段階に進むことになる。これは、また後ほど書きます。

こうやって、LET GOのプロセスは終わり、手放すのではなく、自分の新たな翼を信頼して次の段階に飛び込む!ということだったことがわかったのだった。

Sampattiに尋ねたところ、これは人生が人にもたらす信頼のことを意味するそう。頭で思い悩む必要はない(カードの鳥には頭がない)、人生自身があなたを運んでくれるからと。もう1つは人であることの尊厳について教えてくれている。人は他の誰かになろうとする必要はなく、神聖なる存在が創造した存在として、今のまま、あるがままで完璧なのだと。もっともっと良くなろうとするのではなく、リラックスして自分自身を楽しむのだ、ということも教えてくれる。そのことを信じて、自分の新しい羽が強いことを信じて、新しい人生が自分のために拓かれるという約束の中に飛び込みなさい!、ということを意味するとのことだった。

そう、今振り返ると、今のわたしには、かって感じていた自分を必要以上に卑下する気持ちは、殆どなくなっている。もちろん、出来ないことは沢山あり、努力をしている。ただ、あるがままの自分に満足している度合いが増え、自分への信頼が深まった。これがLET GOの波動で満たされると言うことなんだと思う。
 

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